Windows Defenderって、どこまで使えるんでしょうかねぇ(*^_^*)
私としては、ESETウィルス対策ソフトを使って頂くのがいいんですが。
確かに、Windows Defenderって、Windows 10のバージョンアップと共に、機能強化されていて、最低限のウィルス対策が可能なレベルになってきています。
よく、パソコンのサポートで、お客様のところへ伺うと、ウィルス対策に「Windows Defender」を使っている方が多く、パソコンの使い方次第では、「Windows Defender」だけでは、パソコンを守り切れないですよって伝えると、決まって返される言葉が、
お店で買ったときに店員さんにウィルス対策ソフトはこれで十分ですよ!
って言われたから、別にいいですよ!なんて言われちゃいます。
これを言われると、ウィルス対策ソフトに対する壁が出来てしまうので、致し方ないと言った状況です。
そこで、Windows Defender自身、どのような機能を備えているかというと、
- ウイルスやスパイウェア、マルウェアなど、悪意のあるソフトウェアからのリアルタイム保護
- システムのオフラインスキャンや不正なソフトウェアのクリーンアップ
- 不正な通信を阻止するWindows Defenderファイアウォール機能
- ルートキットやブートキットなど、システム起動時に活動するウイルスなどからの保護
- ランサムウェアやウイルスなどからのデータ保護(コントロールされたフォルダアクセス)
- クラウドベースの保護(不審なファイルなどをクラウド経由で問い合わせて判定する機能)
- 「Windows Defenderセキュリティセンター」ツールによる一括管理
- 不正なアプリやファイル、コンテンツなどのからの保護(SmartScreen)
- 不正なプログラムの実行の阻止(Exploit Protection)
といった感じです。
今や、ネット上で無償配布されているウィルス対策ソフト並み、あるいはそれ以上の機能を備えていると言って問題は無いといった状況です。
ただ気になる点としては、ファイアウォールでしょうか。
ファイアウォールには、インバウンドとアウトバウンドにおいて制御をする聞こうがありますが、
インターネットからPCに向かってのインバウンド
に対しては、強固みたいですが、
PCからインターネットに向かってのアウトバウンド
に対しては、殆ど無制限で利用出来る状態になっているようです。
さらに、既にWindows Updateを適用していれば使える機能ですが、
コントロールされたフォルダーアクセス」
という2017年10月に提供が始まった「Windows 10 Fall Creators Update」で使える新機能で、最近問題視されている
ランサムウェアやウィルスなどからデータを保護する
という機能が備わるようになりました。
この機能によって、不正プログラムがデータを書き込もうとしたときに阻止することが出来る機能みたいです。
加えて、OSカーネルで不正なプログラムが読み込まれたり、実行されたりすることを阻止する「不正なプログラムの実行の阻止」も備わりました。
このように、かなり高度なウィルス対策ソフトになったと考えて十二分と考えます。
ただ、なんで、世の中では、有償のウィルスセキュリティソフトを推奨するのかなのですが、例えば、ウィルスらしき動作を検知する
ヒューリスティック
ふるまい検知
といったところは、有償の方が遥かに高機能とされています。
さらに、
迷惑メール(詐欺サイトへの誘導)
Webサイトの広告ブロック
といった機能は、Windows Defenderには備わっていません。
ある意味、一長一短と言ったところですが、より強固にパソコンを守りたいと考えるならば、有償のセキュリティソフトを使うことが望ましいと考えます。
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