今回は、少しパソコンやネットの話から離れますが、テレワークが増えることでの弊害である肌荒れといった、今までにはなかった注意点が必要になってきているのが事実です。
そこで、新型コロナウィルスによる弊害と肌荒れについて、書いてみたいと思います。
もくじ
1.マスク対策
日本人特有の文化とまで言われた「マスク文化」ですが、新型コロナウィルスの感染拡大によって、大きく考え方を変えたところもあると思います。
その一つに、マスクは、「感染を防ぐ」だけではなく、「感染を広げない」があります。
マスクは、特殊なマスクを除き、ウィルスを防ぐためのものではなく、「飛沫感染」や「エアロゾル感染」を防ぐ・広げないが主な目的で用いられています。
ガーゼマスクは不織布マスクよりも「防ぐ」「広げない」が出来ないなどと言われがちですが、飛沫を飛ばさない、吸い込まないに特化して考えたら、ガーゼマスクも十分に機能を発揮すると言われています。
ただ、これから夏を迎え、気温が上昇し、湿度も上昇してくるとマスクによる熱中症が懸念されることは避けられません。
さらに、マスクをしていることで、蒸れやすくなり、菌が増殖しやすくなったり、マスクの着用部位に赤みや炎症を生じてくる場合があります。
事実、新型コロナの感染予防でマスク着用が義務付けられてからは、こういった悩みを持っている方が多々います。
そこで、こういった悩みを少しでも解消するための方法について、考えてみたいと思います。
(1)水分補給は忘れずに
マスクをしていると、マスク内は呼気によって湿度が保たれています。
これが問題で、のどが渇いていても湿度が保たれているため、喉が乾いているにも関わらず、乾いていないと錯覚してしまうんだそうです。
そのため、マスクをしている最中は、時間を決めて、のどが渇いていないと感じていなくとも、強制的にこまめな水分補給をしなくては、脱水症状や熱中症に陥ってしまいますので、注意が必要です。
(2)放熱を別のところで
顔は、元々汗をかきやすく出来ていてるため、放熱をしっかり行える部位なのですが、マスクをすることで顔の大部分をマスクに覆われることになってしまいます。
これにより、体の熱を効率よく下げることができなくなってしまうそうです。
そこで、手足や肩などを露出させるようにし、放熱を促すようにしていくことが必要です。
また、マスクを外せない場所にいる場合には、顔以外の露出部位に化粧水などを定期的に霧吹きなどで噴霧し、気化熱を利用して効率よく体熱を放出させることをしていくこともいいかと思います。
(3)マスク内のケアを
マスク内は、湿度が高くなり肌にいいと考えがちですが、実は間違った考え方のようです。
マスクをしているときには湿度が高いので気にしないのですが、その湿度の影響により、肌荒れの原因となる菌が繁殖しやすくもなっているそうです。
そんな状況下の中で、マスクを外し、数分もすると肌の潤いはなくなり肌荒れの原因となる菌が繁殖を始めます。これにより、赤みや炎症を引き起こしてしまうんだそうです。そうならないために、マスクを外す際には、化粧水を噴霧して、肌バリアのケアをしてあげるようにしてあげることが必要なんです。
また、仕方なくマスクを使い回す場合には、清潔を保つために消毒をするなど、マスク上で繁殖している菌を減らすようにします。
参考
- 冷感マスクにN95対応フィルターを入れ替えて使うだけ。ヒンヤリ涼しいマスク・ふつうサイズ。ピットマスククール。接触冷感素材使用。
- 冷感マスクにN95対応フィルターを入れ替えて使うだけ。ヒンヤリ涼しいマスク・やや小さめサイズ。ピットマスククール。接触冷感素材使用。
- 今治タオルを使ったガーゼマスクにN95対応フィルターを入れ替えて使うだけ。
- 夏マスクにN95対応フィルターを入れ替えて使うだけ。コットンリネン素材使用。やや小さめサイズ。
- N95対応ピットフィルター。13cm x 60cm
2.洗浄対策
外出自粛が解除され、徐々に外出する機会が増えてくると、洗浄対策は重要になってきます。
洗浄は、肌荒れを予防するための一環として必要なことですし、新型コロナウィルス対策としても重要なことです。
夏は、露出部位も増えることで、冬に比べて無意識に顔を触る機会も増加します。
そこで、手洗いや入浴時の洗浄は適切に行うことが求められます。
(1)手洗いや消毒について
手洗いは、感染予防対策の基本中の基本ですよね。
最近では、手洗い動画も話題になっていますよね。
新型コロナウィルスは、アルコールなどにより短時間で不活性化させることができると言われていますので、外出時、いろいろなものを触れた場合に、すぐに手洗いが難しい場合には、アルコールシートなどを使って消毒をするようにしていきましょう。
ただ、アルコールはエタノールが主成分ですが、これによって、強い乾燥を招いてしまうことで、肌のバリア機能が阻害されてしまい肌荒れを促進させてしまう場合があります。そういった症状が出る場合には、消毒後のスキンケアを出来るように準備をしておくことが必要です。
なお、すぐに手洗いができる環境であるならば、手洗いはもちろんですが、せっかく手洗いによって感染予防した手で顔を触っては意味がありません。そこで、手洗いと同時に洗顔もすることがオススメです。もちろん洗浄後のスキンケア(化粧水の噴霧など)は忘れずに。
(2)入浴時の洗浄について
体の汚れって、水洗いで7割から8割落とすことが可能なんだそうです。
残りの2割は、保湿用に塗られたものやお化粧といったものになります。こちらについては、石鹸などを使わないと落とせませんので、必ず髪や肌を清潔に保つためには洗浄は必要不可欠になります。
なお、入浴後は、肌の乾燥を防ぐために保湿剤などを湿布すると言ったスキンケアは冬同様に欠かせません。
参考
3.エアコン対策について
新型コロナウィルスにより、エアコンを使っているからと言って、締め切った環境にいるというわけにはいかなくなりました。
感染予防のためにエアコンを使っていても、1時間に1回10分程度の換気をするといったことが必要になっています。
特に、新型コロナウィルスは、当初暖かくなれば感染も下火になっていくと考えられていましたが、温暖な気候の地域でも猛威を奮っていることから、暑さも寒さも関係のないウィルスであると言われるようになっています。
ウィルスそのものが季節の影響を受けないのは対策も難しいものになりますよね。
さらに、年間を通じてエアコンを使う場合には、エアコン下での対策も必要になってきます。
エアコンを利用することで、気温と湿度が一定に保たれるようになるため、新型コロナウィルスにとっては、快適な環境になってしまうと考えられます。
何より、エアコンを使っている環境下は、「三密」の条件に限りなく近い状態になってしまうことは否めません。
これから猛暑に突入することを考えると、エアコンの使い方も考える必要が出てきています。
エアコン環境下での対策としては、「換気」です。
新型コロナウィルスと上手に付き合っていくには、密になる空間を減らす必要があり、減らそうとするとエアコン環境下では、換気を行うことで、どうしても「快適さ」「電気代」などの問題が発生します。それでも、ある程度の犠牲は払っていく必要があります。
既に対応を考えてきているところでは、昨年までは設定温度を28度としていたところを、25度設定にし、換気を行った時に28度以上にならないようにする対策をしているとこともあるようです。
ただ、テレワークのように外出せずに過ごすことになると、エアコンの温度設定によっては、「体を冷やしすぎたり」といった弊害が起きてきますので、あなたに見合った換気方法を確立していく必要があります。
参考
4.発症しない重症化しないための対策について
新型コロナウィルスの報道を毎日のように見せられている私達ですから、ある程度、感染症が致命的な状態になる場合については理解していることでしょう。
一般的には、「感染 → 発症 → 重症化」ということのようです。
この重症化ですが、免疫力が低下している場合、ウィルスが増殖することで引き起こされると言われています。
そうなると、免疫力をしっかり発揮できる体であれば、重症化せずに治癒へ向かう可能性があると言われています。
そこで、万が一感染した時を想定して、あなたの「自然治癒力」を高めておくことは大切な一つの予防策になります。
(1)睡眠を十分に摂る
睡眠は、免疫力を維持する、向上させるための基本の基です。
健やかな睡眠を得るためには、バランスの取れた栄養補給にあります。
感染症予防全般に言えることかと思いますが、睡眠と栄養補給は大原則であると考えましょう。
(2)体温を上げる
昨今、低体温の人が増えていると言われています。
低体温に相当する体温というのは平熱で35度台なんだそうです。
思い当たるフシはありますでしょうか。もし、平熱が35度台であったならば、36度台に引き上げる努力をしましょう。
平熱が低いことを自慢する人もいますが、決して自慢できるものではありません。
平熱が35度ということは、ウィルスと戦うための準備が体にできていないと考えて過言ではないと言われています。
なぜか?ということになりますが、ウィルスと戦うということは、ウィルスの居心地が悪い環境を体内で作り出すことにあります。
そのための方法が、「高熱を出す」です。
ウィルスと戦う高熱というと、37度から38度台と言われているんです。
そうなると平熱35度台の人が発熱をした場合、37度がギリギリ我慢できる高熱だと言われています。
これだと、ウィルスの増殖を止めるためには不十分なんだそうです。
このようにならないために、生活習慣を見直して、平熱を36度台をキープできるようにしていくことが大切になってきます。
それでは、どうすれば平熱36度台をキープできるようになるのか?ですが、それほど、難しいことではないんだそうです。
1つは、ここでも出てきます。睡眠のリズムです。寝起きの時間を一定の範囲に収めるのです。
1つは、基礎代謝を上げることです。これには、体幹を鍛える運動や入浴を行うことで上げることが出来るんだそうです。
参考
このように、新型コロナウィルスによる生活習慣が変わっていく方向でもありますが、人もそれに準じて変わっていくことが必要です。
フルテレワークを許可する企業も増えてきています。
そうなればなるほど、運動をしなくなる。食習慣が不規則になる。などの弊害も起きます。
そうならないためにも、適度な体幹運動や規則正しい生活・食習慣を築き上げて、ウィルスとの共存共栄をしていきましょう。
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