小沢仁志が語る！『ビーバップ』撮影の裏側

Vシネの帝王として知られる小沢仁志さんが、映画『ビーバップ・ハイスクール』への出演時に起こった驚くべきエピソードを語りました。彼はヒロイン役で共演した中山美穂さんに対して、本気でビンタをしたということです。これには監督の那須真知子さんからの特別な指示がありました。中山さんの演技が気に入らないとして、「本番では殴って恐怖を教えるように」とのことでした。これにより、小沢さんは指示に従う形で、中山さんにビンタをしたのです。

この出来事が大きな波紋を呼び起こしました。実際、観覧車の撮影が行われたシーンで中山さんは「映画なんか大ッ嫌い！」と叫びながら現場から立ち去ったと言います。彼女にとってもその後の映画活動に影響を及ぼし、10年間もの間スクリーンから遠ざかる結果となりました。

小沢さんがこのエピソードを振り返ったとき、中山さんとはその後一度も対面することはなく、彼は「生きる世界が違う」と笑って話しました。監督が、このシーンの映像がどのように映るかを理解していた上で、あえてビンタを指示した可能性もありますが、その件に触れた坂上忍さんは「小沢さんのせいじゃないですか」と冗談めかして語りました。それでも、小沢さんの中には当時の少なからぬ葛藤があったかもしれません。彼の語る撮影秘話は、当時の日本映画撮影現場の厳しさを象徴するものといえるでしょう。

坂上忍が司会を務める『デマ投稿を許さない』は、SNS上で流布されるデマに鋭く切り込む話題のトークバラエティです。この番組では、ネット上で拡散され、その信憑性が問われる噂に対し、ゲストが実際の真相を語ります。放送日は1月18日（水）、今回の注目ゲストは任侠ドラマ『日本統一』でお馴染みの小沢仁志さんです。彼は「Vシネの帝王」として知られ、そのキャリアは幅広いですが、今回は「中山美穂が小沢仁志のあまりの怖さに映画を降板した」というSNSの投稿がデマであるかどうかを解明します。

番組では、小沢さんが実際に撮影現場で体験した逸話が披露されました。『ビー・バップ・ハイスクール』という映画の際、中山美穂さんと観覧車のシーンを撮影したエピソードです。監督からの指示で、演技の一環として彼女に真剣にビンタをすることになったのです。この出来事が誤って伝わり、過度に怖がられたことが原因で、中山さんが映画を一時的に避けるようになったという背景もあります。

坂上さんは番組でこの一連の出来事について、小沢さんから直接聞くことにより、視聴者に真相を明確に伝えました。これにより、デマの払拭が進むことを期待しています。番組を通して、小沢さんの真摯な姿勢が示されたことにより、彼への理解が深まったようです。今回の放送を機に、ネット上のデマに対する認識も少しずつ改まることでしょう。

小沢仁志さんが『ビー・バップ・ハイスクール』の観覧車シーンでヒロイン中山美穂さんに本気のビンタをすることになった経緯は、その後の映画界でも語り草となっています。このシーンの撮影中、那須監督から直接指示があり、「中山を殴れ」と言われたそうです。監督は「あいつの芝居が気に食わない。だから君が本当の恐怖を教えてやれ」と言い、小沢さんは「やらないと俺が怒られるから」と、その指示に従わざるを得なかったと振り返ります。

実際、本気のビンタが中山さんに加えられました。しかし、観覧車の中での撮影だったため、映像として捉えられたのは引きの画で、中山さんの表情は全く映っていなかったという、何とも皮肉な結果となったのです。この出来事がきっかけとなり、中山さんは『ビー・バップ・ハイスクール2』にはどうにか出演したものの、その後、映画から遠ざかりスクリーン復帰までに実に10年かかってしまいました。後に坂上忍さんが「小沢さんのせいではないですか（笑）」と小沢さんに問いかけたこともありました。

また、このシーン以降、小沢さんと中山さんが直接顔を合わせることはなかったそうで、小沢さんはそのことを「生きる世界が違うからね（笑）」と笑いながら話しました。この観覧車シーンでの出来事は、映画『ビー・バップ・ハイスクール』の秘話として、今でも多くの映画ファンの心に刻まれています。