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無線LANが届かないところを無線LAN中継器やLANケーブルを這わせずにPLCアダプタで繋ぐ

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PLC-HP240EA-S

こんにちは。

最近、無線LAN環境にするところが増えてきているので、その際に使える技術として

PLC(電力線通信)

について、紹介してみようと思います。

今やLANは1Gbpsの時代ですよね。

でも、そこまで、家庭内LANを高速化しても、その恩恵がどれだけのものか判らないというのが普通だと思います。
確かに、有線LANでパソコンを繋ぐと「はやっ!」って感じます。

有線LANを使う場合、デスクトップパソコンや家電(テレビなど)といった、普通動かさないものに使うならいいのですが、最近では、ノートパソコンも高いとは言え、まぁまぁ、安く買えるようになってきています。

かく言う、私も、デスクトップパソコンがイイ場合もあるのですが、ノートパソコンあるいは、タブレットを使う派になってしまっています。

そういうこともあって、最近では、LANケーブルを這わせる有線LANよりも、這わせない無線LANが主流になってきています。
しかも、皆さんがもっと手軽に使っているスマホは、無線LAN=WiFiを使えるようになっているので、恐らく、必然的に家庭内では、無線LANを作るのが当たり前になっています。

最初に有線LANが1Gbpsの自体と申しましたが、無線LANも高速化していて、一番速い規格で、ようやく1733Mbpsが使えるようになっています。

でも、この速度を出すには、対応する無線LAN子機が必要です。

で、ここで問題。
無線LANを設置しようとした時、皆さんが考えるのが、

・1戸建てに住んでいると1階と2階で使いたい。
・マンションに住んでいるとリビングと子ども部屋や書斎で使いたい。

といった事になると思います。

そう!無線LANは電波だから、1台無線LAN機器を置けば、家中何処でも無線LANを使えると思ってしまうのです。

でも、実のところ、無線LAN機器を買ってきて、設置してみると、問題が発生します。

それが、電波が届かないところがあるということです。

購入した無線LAN機器の箱やホームページの情報から、どこでも届くと捉え買ってきていると思います。

実は、電波の届く範囲というのは、公称見通しが出来るところで100mと言われているんです。

まぁ、見通し100mですから、近くだったら、十分届くだろうと思ってしまいがちですが、そうじゃないんですよね。

1階や2階、リビングや子ども部屋、書斎と行ったところは、見通せませんよね。

見通せないと言うことは、その間には、柱や壁、鉄筋といった構造体が存在します。

電波というのは、これらの構造体によって遮断されたり、乱反射してしまいます。

そのため、近くても届かないという場所が出てきてしまうのです。

そこで、無線LAN環境で登場したのが、

電波強度のあるアクセスポイントや中継器

と呼ばれるモノです。

今では、電波強度のあるアクセスポイントは当たり前になっているので、横に置いておきますね。

中継器というのは、設置されている無線LAN機器の電波が届きづらいところに電波を送るために設置する無線LAN機器になります。
この機器は、上手に置くことで電波が届かなかったところにも電波が届くようになるのですが、それでも、電波が届きづらい場所も出てきます。

そうなると、仕方ないLANケーブルを這わすしか無いかって思って、量販店などで、ながぁ〜いLANケーブルとモールを買ってきて、1階から2階へやリビングから子ども部屋、書斎へと引くことになるんですよね。

上手に引き込みが出来る人であったり、あるいは、お金を払って業者に依頼するといったことをすれば、キレイに這わせられますが、日曜大工感覚だと、あまり見栄えのいいものでは無くなる場合が殆どです。

そこで、登場するのが今回紹介する、PLCアダプタになります。

PLCというのは、最初に説明したように、電気の線をLANケーブル代わりに使う技術です。

電気の線を使う関係上、どうしてもノイズの影響と電気を通すことが主ですから、通信速度は、240Mbpsと1Gbpsと比べると5分の1の速度になります。

でも、考えてみてください。

屋内には、必ずどこかに電源コンセントがありますよね。

そう考えると、電源コンセントなら、1階にも2階にもありますし、リビングにも書斎、子ども部屋にもあります。

一般家庭であれば、1つ目は、マスターアダプタとターミナルアダプタのセットを購入し、あとは、繋ぎたい部屋ごとにターミナルアダプタを追加していけばいいだけなんです。

もちろん、最初のセット品だけを買って、あとは、無線LANアクセスポイントを繋いで、無線LAN環境を作るというのも一つの手です。

かく言う、我が家は、2階が光ケーブルの入口になっているので、そこにマスタアダプタを置いて、1階にターミナルアダプタを置いて、1階と2階それぞれに無線LANアクセスポイントを設置して無線LAN環境を作っています。
本当は、無線LANアクセスポイントを1台で、1階と2階で使えればと思ったんですが、やっぱり、電波強度が半分以下になってしまって、通信品質が宜しくなかったので、この方法を使いました。
簡単に言うと1階の無線LAN環境を2階の光ケーブルのあるところまでLANケーブルを引き込むには、難があったので、PLCアダプタを使ったと言うことになります。

これによって、非常にネットワーク環境は快適になり、且つ、見た目の悪いLANケーブルが這っていないので、スッキリしています。

ただ、ここで、注意が必要で、電源ケーブルの中はノイズが発生しやすくなっています。
まぁ、もともと電気が流れればいいケーブルなので、ノイズを解消するなんてことはしていません。そのため、電子レンジやオープン、エアコンがマスタとターミナルの間に繋がっている場合には、これらの電気製品を使うと通信速度が低下する可能性があることだけは、心得ておいて使ってくださいね。

我が家もこれらの電化製品は繋がっていますが、幸いにして、影響を受けているのだと思うのですが、それほど、ネットを使っている上で不満を言うほど速度低下を体感していない状態です。



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