昨今、扱うファイルの1つ1つ容量もそうですが、ファイルの個数も相当な数になっているのが実状かと思います。
「デジタルデータ化」が進み、
取り敢えず保管しておく
ということが多くなり、使いもしないデータがファイルサーバの容量を圧迫しています。
しかも、その圧迫しているファイルのおかげで、必要で大切なデータを見つけることも難しくなっているのも現状です。
そこで、誰もが思うことは、
不要なファイルを定期的に抽出し、移動もしくは削除出来るようにしたい!
となっていることでしょう。
また、情報漏洩対策やコンプライアンス強化のために、アクセス権管理をしっかり行う必要が出てきているのも最近の傾向です。
これらを網羅するためには、今まで、複数のソフトで管理することは、なんとか出来ていたのですが、1つのソフトウェアで管理するというのは、少々難しいところがありました。
もちろん、複数のソフトウェアを組み合わせて、管理画面は1つに統一すると言うことは可能でしたが、ソフトウェア通しの連携となると、出来ることと出来ないことが少なからず発生し、結局は、手動で管理を行うところが出てきていたというのが正直なところです。
では、ファイル管理とアクセス管理を同時に行えるようなツールがあるのか!?ですが、昨今のファイルサーバの大容量化に伴い、少しずつ出てきています。
ツールを使って管理をするのであれば、ある程度、自動で管理をしてくれることが望ましいと感じるのは、普通です。
そこで、例えば、
使われていないファイル
未更新ファイル
重複しているファイル
巨大なファイル
などなど、不要ファイルの判断基準は複数出てくるかと思います。
これらをある程度、分析をしてくれて、抽出を手間無く出来るのがツールには必須になってきます。
加えて、各自の分析・抽出をする条件を設定出来るとより効率的にファイル管理が出来ます。
そして、ツールを使うことで、ファイルサーバ自体やネットワークに負荷を与えることは望ましくありません。
少なからず、ツールがファイル管理を行うのですから、負荷がかかるのは当たり前です。
でも、その負荷も最小限に抑えられるような機能が備わっていることが必要です。
例えば、スキャンするタイミングをファイルサーバの利用が少ない時間帯に実施出来るか。や、追加や変更があったサーバやファイルのみのスキャンに設定出来るか。といった機能を有していることが望ましいです。
次に、アクセス権管理についてですが、Windowsを使っている環境が殆どかと思いますので、その中で使用していくには、「Active Directory」との連携が出来るかにかかってきます。
最後に、ファイル管理をするのですから、不要ファイル一覧をレポートに自動で出力する機能も必要になってきます。
これらの条件を網羅して使えるツールとして、
と呼ばれるファイルサーバ総合管理ツールがあります。
このGDMSですが、ファイルサーバの状態をグラフィカルに表示出来る機能が備わっているので、不要なファイルに該当するファイルも障害も目で見て判るようになっています。
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