2017(平成29)年10月27日(金)のニュースに、スゴいことが載っていた。
それは、Webサイトでログイン認証をしたり、コメント投稿認証をするときに、
私はロボットではありません
というのを良く目にしていると思うのですが、その時に入力を迫られる
グニャグニャ文字
が、米国のAI企業Vicariousの研究者によって、文字認識してしまう学習モデルを作ってしまったというのです。
しかも、その計算能力は、今までのディープラーニング手法の300倍効率的なんだと言うことです。
さらに、今回科学雑誌「Science」に掲載された手法の場合、人間などの脳が思考をするときに用いられる「再帰的皮質ネットワーク(Recursive Cortical Network)」というものを使っているんだそうです。
現在の突破精度は、
文字ベースで約94%
単語ベースで約66%
というんです。この精度、驚くべきモノで、通常、確率的に1%超えれば「突破」と判断されるそうなのですが、それがこの結果ですから非常に驚くべき事なんですというよりも、これは危険レベルですね。
詳しく資料を読んでいないので、良く理解していないんだけど、
人間の脳のように・・・。
というのがキモですよね。
AIにそういった動きをさせられる技術が確立されつつあるというのがスゴいってところです。
最近、デジタル人格クローン化する技術が流行っているみたいで、自分の思考をデジタル化して、毎日会話などをすることで、次第にあなたのクローンがデジタル上に出来上がっていき、問いかけると考え、答えると言ったことをするようになるんだそうです。
最終的には、生身がなくなってもデジタル上にあなたが行き続けるという事になるんでしょうね。ホントSFの世界が実現されつつあると言うことです。
こういった技術を応用していくと、
私はロボットではありません
も、識別が難しくなるって事なんでしょう。
ということは、Webサイトもボットを弾くために新たな手法を取り入れる必要があると言うことになります。
ウィルス対策同様に、この分野も鬼ごっこになってきましたね。
そのうち、人間自身の脳では、追い続けることは不可能な時代になるんじゃないでしょうか。
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